【国際石油開発帝石】INPEXは超ホワイトで年収も高給?就活生に人気の石油業界の雄の国際石油開発帝石
就活(高給ホワイト勝ち組企業探し)は順調ですか?
今回はグローバルでホワイトかつそこそこの給料、そして何より何かと響きがカッコイイため就活生に大人気の国際石油開発帝石(通称INPEX)を紹介します。
商社や海運に興味があるグローバル志向の就活生には人気だが、一方で聞いたことねぇぞって人も多いだろう。実はINPEXというのは、この前発表された企業の時給ランキングでは堂々の14位、そして上位30社中残業時間最少という、就活生からしたら夢のような純白ホワイト企業です!
ぜひ就活の候補リストにIINPEXを入れることをおすすめします。
という訳で、今回はINPEXについて以下の点をまとめる。
・本当にホワイトなのか
・まったり高給になる理由とは
・INPEXの採用情報まとめ
- INPEX(国際石油開発帝石)はホワイトなのか転職サイトの口コミから検証
- INPEXがまったり高給になる理由とは
- 【業界研究】資源開発(石油業界)を一応真面目に解説
- INPEX(国際石油開発帝石)の採用情報まとめ
- INPEX(国際石油開発帝石)の新卒採用の選考情報まとめ
- INPEX(国際石油開発帝石)の選考対策
INPEX(国際石油開発帝石)はホワイトなのか転職サイトの口コミから検証
INPEXはVorkersが発表した“企業の時給ランキング14位”にランクインしています。
要はINPEXは労働時間が短くて給料が日本トップ水準の優良企業です。
平均年収では80位(930万円)くらいなのだが、時給上位30社の中で月残業時間が最少(19.4時間)なので、時給換算するとかなり高い水準になります。
▼Vorkersの時給ランキングのページ
INPEXの採用ホームページの社員の一日紹介でも、9時ごろに出社して18時か19時に帰ってる人が多いです。(某コンサル会社は6:00出社、24:00退社なんてのを平気で載せているのでいかにINPEXがホワイトかわかる)
ネットの噂でもホワイトという声は多いし、INPEXはまったり高給なんて言い方もされる。今回はVorkersに載っている在籍社員による口コミを紹介し、本当にホワイトなのか検証しよう。
INPEX社員のポジティブな書き込み
ワークライフバランスはよい
年収は年功序列で15年目くらいまで安定して上がる
仕事のアウトプットから考えると十分な給料
INPEX社員のネガティブな書き込み
福利厚生がさほど充実していない
可処分所得で考えると微妙
年功序列で個人の評価による給与の差は小さい
残業多い・激務という声は全く見当たらなかったです。
もちろん部署によって、タイミングによって忙しい時期はあるだろうが、常に激務な部署は存在せず、平常運転時は定時退社も余裕って感じでした。
残業時間が月平均で19時間=毎日1時間以下の残業で帰れるというのは高年収の超大手企業ではなかなかないです。
INPEXがまったり高給になる理由とは
INPEXのやっている資源開発ビジネスはかなり特殊です。恐らくあらゆるビジネスの中で最も長いスパンで取り組む事業といえる。
そのため社風も短期のノルマに追われることなく、まったりのんびりになるのだろう。
他のメーカーでは短納期の発注で納期調整や頻繁な営業活動(拡販)で消耗することを考えるとプロジェクトが架橋を迎える際以外は比較的時間や数字に追われる心配はなさそうです。
【業界研究】資源開発(石油業界)を一応真面目に解説
ニッチな業界なので10人に1人もいるかどうかわからないが、真面目に資源開発の話を聞きたい人に簡単に解説します。
INPEXは石油・天然ガスを掘って売っているのだが、そのプロセスは以下の通りです。この一連の流れを抑えているだけでも他の就活生と差別化できます。
事前調査・鉱区取得(1年)
⇒産油国から地面を掘る権利を取得
探鉱(2~3年)
⇒地面の下に油田があるかを調べる
評価(3~5年)
⇒油田があったとして、開発して儲かるのか検討
開発(2~5年)
⇒油を地面からとって出荷するための設備を作る
生産・販売(10~20年)
⇒石油・天然ガスを地面からとって出荷する
見ての通り、最初に土地を取得してから実際に油を売って金になるまで一連の商流に普通に10年くらいは要します。
諸々の調査や産油国政府との交渉なんかは非常に長い時間をかけて行うため、資源開発はこれだけ長いスパンのビジネスになります。
もちろん各フェーズの最終段階や緊急のトラブルが発生したときは忙しくなるだろうが、基本的に目先のノルマに追われるようなことは稀です。
はっきり言ってINPEXは半分国策企業
東証一部上場の民間企業ですが、INPEXの筆頭株主は経済産業大臣です。
おまけに大臣は黄金株という中二心をくすぐるような怪しげなモンを持っている。黄金株とは、会社の買収に関することなら株主総会で決まったことでも「NO」と言える魔法のカードと考えてもらって構わないです。
こんな企業は日本でこの会社だけです。その理由は、資源のない日本に石油・天然ガスを供給する会社なので、政治・国際情勢とモロに関わってきます。
もし中国みたいな外国に買収されたら日本のエネルギー安全保障が詰むのが背景にあります。
まとめると社員のモチベーションは個人次第という書き込みがVorkersには多かったです。
もちろん石油を掘る現場が好き、海外でバカでかい規模の採掘プロジェクトに関わるのが楽しいって人たちは一杯いました。一方でゴリゴリ成果上げるぞ、成長するぞってのがデフォの環境ではないと、感じました。
INPEXは悪く言えばぬるま湯。よく言えばまったりホワイト企業です。
INPEX(国際石油開発帝石)の採用情報まとめ
そのまったりホワイト高給企業のINPEXの内定確率を高くする方法を解説します。
INPEXへの就活はぶっちゃけ狭き門である
技術系に関しては院生が一般です。
大学での研究が仕事と直結する人半分、全然異なる分野から飛び込む人半分と聞いたことがあります。
地質調査系の職種は、資源や土木系の研究室で、先輩も代々INPEXに行ってるってとこが強いです。一方で、理系の素養さえあればOKって職種は機械系やら材料系出身もいます。
研究室つながりじゃない部門はハイスペック理系院生の中で抜きんでた何かがないと勝ち抜けないでしょう。
事務系(文系採用)に関しては採用人数10~20弱です。
商社や海運・JXみたいな石油元売りとの併願者が多いだろうし、これまたグローバル系のハイスペック就活生との戦いは必至ですw。
でも、外資系との併願は少ないだろうから、超高学歴理系院生との戦いは回避できるかも。
ここは検索候補で“学歴フィルター”や“採用大学”って出てくるが、上記の通り狭き門なので、ハイスペック就活生を上から取っていったら結果として、早慶、旧帝、東工大・一ツ橋で大半が埋まったというだけです。確実なソースではないが、東京外大、MARCH、神大クラスの大学からも毎年ちらほらは通るようだ。
10人ちょっとの採用なのに一次面接ではかなり大量の学生を受け入れています。問答無用で学歴フィルターかけてる訳ではないかと考えます。
INPEX(国際石油開発帝石)の新卒採用の選考情報まとめ
技術系はニーズもさほど多くないだろうから、ここでは事務系だけ書く。昨年までの流れはES→筆記試験→面接×3.
ES:まあまあ分量は多いが、変なことは聞いてこない。
筆記試験:会場で玉手箱を受験。替え玉受験、友達と協力プレイ、電卓というあらゆるツールを禁じられたルール。筆者が受けたときは東京の会場だったが、1タームで100人はいた。そんなのが計10ターム以上はあると思われる(ほとんど落ちないみたいだが)。
1次面接:ONE CAREERの選考体験記曰く、ここが倍率10倍くらいで大変だそう。例年は一対一で15分ほどの面接を流れ作業で大量に捌くやり方だったが、17卒の時は集団面接だったとか。
2次面接:社員2:学生1で30分ほどじっくり面接。1次選考は玉石混交の学生からカスを落とすのがメインだが、2次選考は見込みのある奴から本当に最終に進ませるべき学生をじっくり選ぶのだろう。
3次面接:最終面接。役員クラスと3:1で20分ほど。
INPEX(国際石油開発帝石)の選考対策
まだまだこの時期なので本格的にINPEX個別の対策を意識する必要はない。自己分析を進めておく、TOEICで高得点をとっておく、インターンの選考で面接に慣れておく等々就活の基本を進めておけばよい。