業界研究と企業研究のやり方と就活生におすすめの方法

 
 

企業研究と業界研究のやり方

 

 

今回は企業研究と業界研究のやり方とコツを解説します。

 


まず就活生は他の就活生と同じ企業研究や業界研究(就活サイトに書いている内容)をしていても面接やESで同じような内容になるので独自の企業研究と業界研究を行って差別化をしなければいけません。

 

この記事を読むだけで他の就活生と差別化することが出来て就活が有利になります。

 

就活の業界研究・企業研究の目的と意味

就活の企業研究・業界研究の目的と意味


 

 

業界研究と企業研究とは、業界・会社についてザックリ知って、業界・会社について踏み込んだ内部事情を知る。客観的な情報を集めたあとに自分がその業界・会社で働くという観点から主観的な情報を集める。その後に選考に関する情報を集める。

 

 

大きく分けてこの4つの流れになります。企業研究と業界研究のそれぞれのやり方と注目ポイントは以下の通りです。

 

  

①業界・会社についてザックリ知る

会社のホームページ、決算、ビジネス誌、日経新聞などのニュースのみで行える。売上や利益といった客観的なデータで企業を分析する。

 

 

②業界・会社について踏み込んだ内部事情を知る

個別説明会、OB訪問、インターンなどで社員から直接話を聞く。最近のニュースに対する社員たちの受け止め方、公になっていない業界内の変化など、自分で問題意識を持って情報を聞き出す。

 

 

③その業界・会社で働くという観点で主観的な情報を集める

個別説明会、OB訪問、インターンなどで社員から直接話を聞く。または転職サイトの口コミを見る。社風、残業時間、勤務地、福利厚生・年収など、自分が働くうえで重視する軸に沿って、自分が必要とする情報を集める。

 

 

④選考に関する情報を集める

合説・個別説明会に参加。採用ホームページを見る。インターンやOB訪問で若い社員の体験談を聞く。知人の内定者から体験談を聞く。就活サイトの選考体験記を読む。リクルーターが付くか、特別な対策が必要な選考があるかといった点を確認するのが重要。

 

 

業界研究と企業研究を行う上で必要なステップを順番に解説します。

 

 

業界研究・会社研究についてザックリ知るやり方

業界研究と企業研究をざっくりと行う


 

業界研究をする上で、まず業界を客観的に見ることから始めよう。

 

 

とにかく君たち就活生というのは無知で、偏ったイメージ、噂、時代遅れの知識を平気で信じ続ける情弱な迷える子羊状態です。

 

 

誰が言ったかわからない2chの就職偏差値やみん就の発言に一喜一憂し、説明会の帰りのエレベーターでは頓珍漢な発言が飛び交いインプットする情報の質も低いです。

 


日立製作所の家電が占める割合は?
日立は家電以外には何を作っているのか?
トヨタ自動車の金融事業は?
JALとANAのどっちが売上が大きいのか?

 

こういった質問に即座に答えることができるようになるだけで志望度の高さをアピールできます。普通の人が思う以上に業界や企業には知らない一面が多いです。こういった業界や企業の情報をきちんとインプットしましょう。

 

 

まずは業界研究で最低限調べるべきポイントを紹介します。

 

 

【業界研究】業界地図でどの業界に属すのか調べる

業界地図で業界研究を行う


 

業界地図は写真の本です。似たようなものが何種類かありますが大差ありません。

 

 

  

業界地図で各業界の大まかな業界の様子をつかみつつ、比較するべき企業をピックアップしましょう。

 

 

キリンの場合、ビールというカテゴリーではサントリー、アサヒ、サッポロと合わせて見るべきだろう。清涼飲料という観点なら、コカ・コーラ、サントリー、アサヒ、伊藤園あたりで比較しましょう。

 

 

【企業研究】事業内容を見て、会社が何をやっているのか理解する

 

キリンと聞けば「キリンビール」やら「キリンレモン」を思い浮かべるだろうが、意外とキリンだと知らなかった製品があったり、こんなこともやってるんだという発見がある。

 

キリンの場合、キリンホールディングスの企業ホームページに行き、「企業情報」「事業内容」と進んで、以下のページにたどり着く。

 

 

キリンの業界研究

キリンの企業研究

 

 

キリンと言えば日本の飲料水メーカーですが、意外にも海外でのブランドや医薬事業を行っています。この写真を見るとオセアニア事業だけ区枠されているので注力しているジャンルか市場が大きいということがわかります。

 

 

【企業研究】アニュアルレポートでセグメント別売上高比率を調べる

 

大体キリンがどんなことをやっているのか分かった上で再度キリンを深堀りします。「IR・投資家情報」「財務・業績」「セグメント情報」と行くと、以下のセグメント別売上高比率が見ることが出来ます。

 

 

キリンの企業研究 -売上

 

 

キリンの場合、事業内容とセグメントの分け方が同じであり、極めてシンプルに国内事業が強いことがわかります。

 

大事なことは「何をやっていて、どの市場に強いか」を分析することです。

 

 

【企業研究】アニュアルレポートで売上、純利益を調べる

 

セグメント情報のちょっと上に「業績ハイライト」という項目がある。ここに行くと以下のような業績データが得られる。

 

 

キリンの企業研究の利益

 

キリンの場合は親切にも5年分のデータがグラフ化されています。

 

不親切な企業の場合は自分でデータをエクセルに打ち込んでグラフ化するしかないです。しっかり研究したい業界や志望度の高い企業では自分で手間暇かけるのがおすすめです。

 

 

 

【志望度が高い】業界研究・企業研究のやり方

 

上記の内容だけだと少し物足りないだろう。(筆者の記事のような)深い業界研究を行うには、以下の手順を実行せよ。

 

 

▼志望度が高い企業の企業研究のやり方

・企業メッセージや社長メッセージを読む

・セグメント情報について詳しく読む

・同業他社との違いを考える

・業界に共通する課題を考える

 

 

①アニュアルレポートのトップメッセージや社長メッセージを読む

「アニュアルレポートって何やねん」という人はいないことを願うが、一応説明しておこう。アニュアルレポートは株主向けに毎年会社の情報を公開する報告書である。上場している企業は9割がた出しており、「投資家情報」IRライブラリ」と進めばダウンロード出来る。キリンの場合、「KIRIN REPORT」という名前で出されている。

 

アニュアルレポートは就活生より遥かに真剣に企業研究をしている株主たちへしっかり事業報告をするものなので、メチャクチャ詳しい情報が載っている。しかし、いきなり会社も業界も知らない就活生が全部読もうとすると挫折するし、無駄な情報も多いので、ポイントを絞って読もう。

 

絶対読むべきなのはトップメッセージあるいは社長メッセージだ。ここで去年一年間の総まとめと今後の展望が述べられているからだ。

 

KIRIN REPORTでは10ページにトップメッセージが載っている。重要なポイントを抜粋しよう。

 

2016年中計では、ビール事業の収益基盤強化に資源を集中するとともに、ブラジルキリン、キリンビバレッジなどの低収益事業の構造改革を徹底的に実行すること、医薬・バイオケミカル事業を飛躍的に成長させていくことを骨子としています。また、キリングループが持つ優位性のある技術基盤を活用して、競争軸を「ボリューム(量)」から「バリュー(価値)」へ変える取り組みを加速させていきます。

 

ブラジルキリンの徹底した構造改革に着手しました。ブラジルキリンの業績悪化により減損処理を実施したことで最終損益は赤字となりましたが、価値創造主導型の成長とメリハリをつけた経営資源の配分には確かな手ごたえを感じた一年となりました。

 

これを読んだら、「ブラジルと国内清涼飲料が儲かってないんか。特にブラジルが最終赤字の原因なんやな。医薬・バイオケミカルに力を入れるんや」とすぐにわかる。そして次のセグメント情報で深く掘り下げていくのだ。

 

②セグメント情報について詳しく読む

再びホームページの「セグメント情報」に戻ると、以下のセグメント別営業利益比率が載っている。

f:id:job-hunting-buddha:20161013000656p:plain

 

これを見ると、確かに国内事業は売上は出ているものの、儲かってはおらず、医薬・バイオケミカル事業は、規模は大きくないが利益に貢献していることがわかる。

 

また、KIRIN REPORT75ページにはブラジルキリンについて解説があり、営業利益が赤字であるとわかる(これがどういう意味なのかはこの記事で解説してる)。さらに「キリン ブラジル」とグーグル検索すれば以下のようなニュース記事がヒットするので、より詳しくどういう経緯があったのかわかる。

 

 

キリンが南米でハマった、3つの"落とし穴" | 週刊東洋経済(ビジネス)

成長柱に位置づけていたブラジル事業が大失速。国内市場が低迷する中、キリンの海外事業はどうなるのか。

toyokeizai.net toyokeizai.net 

toyokeizai.net

 

③同業他社との違いを考える

ここまでやってきたようなことを冒頭でピックアップした比較対象の同業他社でも行えば、自ずとそれぞれの違いが浮かび上がってくるだろう。先日の記事では、ビールシェア、清涼飲料販売シェア、海外売上高比率という点で4社を比較した。

 

また、各社のセグメントをよく見てみると、サントリーの外食やハーゲンダッツ事業、サッポロの不動産事業など、事業を多角化しているのが垣間見える。こういったバランスのとり方も比較ポイントになる。

 

④業界に共通する課題を考える

飲料業界が直面する課題として「日本は人口減で市場縮小」とか「若者の酒離れ」などはすぐに思い付くだろう。で、具体的にキリンがどう対策をしているのかというと、KIRIN REPORT7ページに以下のような図が描いてある。

 

f:id:job-hunting-buddha:20161013000950p:plain

 

成長市場の取り込みとしてミャンマーを攻める

医薬・バイオケミカルを育てて多角化

成熟市場ではマーケティング勝負

ということがわかる。他社はどのように共通の課題に対応しているのだろうか?「サントリーもアサヒも海外の会社を買収してたよな。キリンとどう違う戦略なんだろう?」、「キリンは47都道府県のビールを出してたけど、他社のマーケティングはどうなっているのだろう?」などなど問題意識はいくらでも湧いてくるはずだ。ここから先が最初に紹介した業界研究・企業研究の4つの目的のうち、二つ目の「業界・会社について踏み込んだ内部事情を知る」につながっていく。

 

 

 
志望度が高い企業なら業界研究・企業研究のタイミングで選考に関する情報を集める

 

実際に上場企業でも例年インターン参加者が内定者の大半を占める企業もあります。志望度が高い企業の場合は選考の情報は早めに集めておきましょう。

 


 
▼選考情報で必要な情報
・職種と採用人数(倍率も)
・選考フロー(時期と筆記試験や面接の回数と流れ)
・インターンの有無

 

 

また、社員と話をしていると、自分の勘違いを修正してくれることがある。

 

 

業界についてわかった気になっていても、現場社員の認識とずれていることはよくある。間違った認識は社員とじっくり話をしないとわからないが、面接でバレたら致命的なマイナス評価になる。

 

 

そうした収穫はOB訪問で得ることが出来ます。

 

 

関連記事:OB訪問に行く意味と必要性!OBの探し方とOBがいない時に役立つサイト

 

 

 

 

 

業界研究と企業研究のまとめ

業界研究・企業研究のやり方まとめ


 

業界研究では、やはり自分で問題意識を持って、手を動かして調べることが重要です。

 

 

業界研究セミナーなんてのもあるが、受け身にならず、自分で先に予習しておいたり、終わってから深堀することで人と差をつけられる。
 

 

▼業界研究と企業研究のやり方の要点

・業界・会社についてザックリ知る

・業界・会社について踏み込んだ内部事情を知る

・自分がその業界・会社で働くという観点から情報を集める

・選考に関する情報を集める

 

 

 

企業研究や業界研究では、自分で手を動かして、頭を使って考えることで賢くなるのでです。大変な作業ですが、他の就活生と差別化出来て就活が有利になるという必ず大きなリターンが得ることができます。

 

 

就職活動を有利に進めるために頑張って企業研究や業界研究を行いましょう。

 

 

NO PAIN,NO GAIN

頑張りましょう!

 

 

おすすめの記事

【21卒就活生】就職活動の流れと始め方を簡単に解説  

 

【21卒就活生】Fラン〜高学歴まで共通の就職活動の流れと始め方を簡単に解説


 

 

 

自己分析って?エントリーシートって?面接で何を言えばいいの?就活とは実際のところ何なのか、整理してみようじゃないか

 

皆さん、こんにちは。

皆さんがこの記事を見ている今は、どの季節だろうか。

就活が始まる前ならあなたは幸運だ。

あなたは就活がどんな流れで進むのかを整理して知れるのだから。

就活がある程度進んでいる段階で見た人は、これまでの自分の活動を振り返りながら読んでほしい。自分がやってきたことは十分だったのか、これから何をすべきなのか、過去と現在と未来をつなげて欲しい。

 

さて、本題に入ろう。

この記事の目的は就活とは実質的に何をするのか伝えることだ。

皆さんが就活の全体像、実際にやることを知らないままマ〇ナビのような就活サイトを見ると、さらに混乱するだけである。前回の記事でお伝えした通り、彼らは就活市場が混沌とすることを望んでいる。そのためには就活生に就活の実像を伝えず、情報を溢れさせて混乱させる。あれもやりなさい、これもやりなさいと囃し立てて、さも就活が活発なように見せかけ、最終的に企業に金を出させることが目的だ。

 

 

前置きが長くなった。

ずばり結論を述べよう。

 

就活の全体像とやり方

 

①自分が将来どんな道を進むか決める

②業界・企業の存在を知る

③業界や企業を詳しく知る

④選考を受ける

 

本質的にこれだけである。

説明会だの、セミナーだの自己分析だの、錯綜する言葉に惑わされてはいけない。

もう一度言う、本質的にこれだけだ。

 

考えてほしい。

あなたが見知らぬ土地で晩御飯を食べるとしよう。

あなたは

①まず何が食べたいか考える。

②食べたいものが決まれば、それを出してくれそうな店を探す。

③いくつかの店の候補を様々な条件で比較する。

④実際にその店に行く。

 

事前に何も情報がなければ、このような手順で決めるだろう。

そして、わざわざこんなたとえを書いた意味はもうおわかりだろう。

そう、上で書いた就活のステップと同じなのだ。

 

就活だからと言って、特別なことは何もない。

自分の希望をまず考え、それに適した候補を探して比較するだけだ。

 

では、なぜ就活はかくも複雑怪奇で混沌として見えるのか?

それは、就活サイトが全体像を見せずに、合同説明会だの、自己分析だの就活用語を溢れさせるからだ。全体像を理解したうえで、個々の事柄の意味、位置づけを考えれば、

何も複雑なことはないのだ。

 

ここからは、皆さんが実際に行動に移れるよう、

各ステップを細かく見ていこう。

 

 

【業界を絞る】自分が将来どんな道を進むか決める

 

 

何よりもこれが大事だ。

自分の大学の採用実績がどうだ、あの企業は難関だ、何社エントリーしなくてはいけないなど考えるより、まず自分の意志・希望をしっかりと考えることが先決だ。

 

将来どんな大人になりたいか、どんなライフスタイルを望むのか、どんな事業をやっている会社で、どんな働き方がいいのか、給料はいくらくらい欲しいのか

言い出すときりがないのだが、一言でいえば自分の価値観とは何ぞやを十二分に突き詰めるということだ。自己分析という用語の意味の一つはこの行為である。

 

このステップで自分の価値観を十分整理できていないと後々迷走することになるから気を付けてほしい。先ほどのたとえを再び使うと、何が食べたいか特に決まらないまま、繁華街をさまよい、キャッチに惑わされ、決めきれずに変な店に入る羽目になるということだ。

 

ここで自分の将来がはっきり描けた人は、ステップ②③と進んで、

自分にある企業を見つけていけばいいだけの話だ。

 

とは言うものの、

そんな簡単に、自分の価値観がわかって将来を決められるかよ

と思う方も多いだろう。

それは、その通りだ。

多くの学生はこれまでヘラヘラと遊んできて、企業のことも社会のこともろくに知らない訳で、急に真面目に将来のことを決められないのも当然だ。だからこそ就活産業にカモにされる訳だが。

 

では、どうすればいいか。

 

 

【業界研究】世の中にどんな会社があるのか知る

 

 

普通に生きてきた大学生が知っている企業と言えば、トヨタ、ソニーなどテレビでCMをしている大企業が大半だ。〇〇電工といった企業相手のビジネス(Business to BusinessB to Bと呼ぶ)をしている企業などほとんど知らないだろう。

 

未知の企業を知るうちに、自分がこれまで想像できなかった働き方、やりがいをイメージできるようになることがある。で、このように自分の知らなかった企業、業界を幅広く知れるイベントが合同説明会なのである。

 

就活を始めたけど、よくわからないからとりあえず合説に行く。なんかカッコよさそうな企業が多いな、あれもこれもよさそうだななどと、服でも選んでいるかのようなお馬鹿な感想しか出てこない。そうして、訳もわからず適当にエントリーして落ちまくる。

こんな愚かな行動をして、「就活落ちた、日本死ね」などと言ってはいけない(笑)

 

全体の流れを理解し、

「自分は将来何がやりたいかぼんやりとしかイメージできないから、自分の知らなかった世界をたくさん知ろう。」

といった目的意識を持っていれば、安易な情報に惑わされることはない。

新しい世界を知り、それを踏まえて自分の価値観、将来像を見直す。

次に知るべきことは何かを考えながら話を聞きに行く。

そしてまた自分と向き合う

はっきりした目的意識を持ってこの過程を繰り返せばよい。

 

 

関連:業界研究と企業研究のやり方と就活生におすすめの方法

 

【企業研究】多くの業界や企業を詳しく知る

 

この段階が俗にいう、企業研究である。

個別に企業を詳しく調べ、業界他社との違いを明確にしていく。

自分が興味のある会社からじっくりと話を聞くのが個別説明会だ。

この段階では、自分がその会社で実際に働くという視点を強くするとよい。

人事の新卒採用担当者ではなく、実際にどこかの部署で働いている人の生の情報を聞けるのが、座談会形式の説明会であり、OB訪問だ。

 

 

 

shukatsu-net.hatenablog.com

 

 

 

【エントリー】選考を受ける

 

 

これは自明である。実際にやることの手順としては、

・企業の採用ページにアカウントを作る

・エントリーシートを出す

・テストを受ける

・面接を受ける。

というのが一般的だ。

 

【ES】エントリーシートとは

 

生年月日、学歴、資格などを書く履歴書+「学生時代に頑張ったことは何か」といった問いに所定の字数で答えるというものだ。

 

このエントリーシートを書くためには自己分析を行ったり、ESを通過するためのテクニックを学ぶ必要があります。

 

 

 

Webテストとは

 

大別して、①Webテスト、②テストセンターという会場で受けるテスト、③企業で受けるテストの3種類がある。

 

①②には複数の種類がある。

例えるなら、同じ英語の試験でも、TOEIC、英検、TOEFLのように

問題の性質が異なるという感覚だ。③は①②と似たタイプのものもあれば、完全に企業オリジナルということもある。

 

 

 

面接を受ける

 

面接についてはまたの機会に記事を書くとしよう。

さて、就活の全体像がわかったであろうか。

最後にここまでの話をまとめた画像と、結局のところどう行動すればいいのかを箇条書きにしておく。

 

 

 

21卒向け就活の流れとやり方

21卒向け就職活動の流れとやり方

 

 

 

まだまだ細かく伝えたいことは山積しているが、全体の本質的な流れを見失わないよう、ここまでにしておく。

 

何度も繰り返してきたように、全体像を知らないまま、個々の事柄の膨大な情報ばかり見るから迷走するのだ。全体を理解したうえで、個々の事柄がどこに位置するのか考えよ。

 

皆さんの健闘を祈る。

 

【コンサル業界】コンサルは胡散臭い・激務・高年収と思っている就活生へ|ぶっちゃけコンサルタントは大変です。

 

コンサル業界への就職

  

 

 

コンサルってイマイチよくわからん

なんか賢そうな人たちだよね

激務高給なんでしょ

 

 

大半の就活生はコンサルにこんなイメージを持っているのではなかろうか?筆者は野村総研のセミナーに参加したり、BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)の人と飯を食ったことがあり、大学の同期は外資・日系問わず多くの友人がコンサルへ進んだ。

 

 

 

コンサル業界は正直何をやっているかわからなかったり、変なイメージが先行したりで、困惑している就活生も多いだろうから、今回はその辺の疑問を解決できるような記事を目指して書いた。

 

 

コンサルに転職するなら転職エージェントを必ず使いましょう。転職エージェントまとめサイト|天職探しのかみてんこのサイトでエージェント探しをするのがおすすめです。

 

 

 

 

 

 

【コンサルとは】コンサルの意味とコンサルの種類

 

コンサルタントという資格がある訳ではない

そもそもコンサルタントとは何か。コトバンクによると

 

 

 

ある分野についての経験や知識をもち,顧客の相談にのって,指導や助言を行う専門家。特に,企業の経営・管理術などについて,指導や助言をする専門家。

 

 

 

説明はこれだけである。明石家さんまのホンマでっか!?TV”には正体不明の「○○コンサルタント」が登場するが、ある分野についての経験や知識をもち,顧客の相談にのって,指導や助言を行う人であればコンサルタントと名乗って構わない。筆者も就活コンサルタントを名乗ろうかな(笑)。

 

 

 

 

コンサル業界にはいくつか細かい種類がある

 

上記の定義に従うと、コンサルは「どの専門分野の知識を武器に、どんな顧客の課題を解決するか」という観点で分類できるはずだ。わかりやすい説明を書いてるサイトを見つけたので、内容を要約させてもらう。

 

 

 

コンサルタントの分類 

戦コン:戦略系

総合系(旧会計事務所)コンサル

ITコンサル:IT/SIer ベンダー系

日本系 + 総合研究所シンクタンク

特化系(人事など)

 

 

戦コン:戦略系コンサルタント

 

トップマネジメントレベルの問題解決を行う。「情報家電の新規参入戦略」といった、抽象度の高く、大きなテーマを扱う。

 

 

 

代表的企業:マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ、ベイン・アンド・カンパニー

 

 

 

総合コンサル:総合系(旧会計事務所)コンサルタント

 

総合系コンサルティングファームとは、その名の通りあらゆるインダストリーのクライアントに対して幅広いサービスを提供する、比較的規模の大きなファームを指します。これまで総合系ファームが扱ってきたのは戦略立案、業務改革、システム導入に関わるコンサルティングなどが主でしたが、近年ではシステム運用保守を請け負うITアウトソーシング(ITO)、経理業務や給与計算業務、物流業務などを請け負うビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)などといった新しい領域まで事業領域を広げている傾向があります。

 

 

 

総合系についてはこのサイトから引用した。

 

 

 

代表的企業:アクセンチュア、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)、デロイトトーマツ、アビームコンサルティングなど

 

 

 

ITコンサル:IT/SIer ベンダー系

 

企業の業務をサポートするシステムを導入してたけど、「システムをこうやって使うと経営が上手くいきまっせ」という所まで手を伸ばしたのがこの分野(ちょっと雑な説明だが)。IBMが有名。

 

 

 

日系コンサル+シンクタンク(研究所)

 

「○○総研」という名前の会社。システム開発とコンサルの両方をやったり、市場のデータなどの調査がメインのいわゆるシンクタンクがあったり、各社に特色がある。

 

 

 

代表的企業:野村総合研究所(NRI)、大和総研(DIR)、みずほ情報総研(MHIR)、日本総合研究所(JRI)、三菱総合研究所(MRI)、みずほ総合研究所(MHRI)など

 

 

 

特化系(人事コンサルや採用コンサルなど

 

特定の領域にだけ特化したタイプ。「ブティックコンサルタント」とも呼ばれるそうな(アパレル限定でない)。人事系だと、マーサー、ヘイグループあたりが有名。

 

 

 

コンサルにこだわりランキングを気にする就活生

 

ここまでコンサルタントの分類を見てもらったらわかるが、扱う分野は多岐にわたる。メーカーなんかだと「○○を作りたい」ってわかりやすい志望動機を言えるけど、コンサルでは明確な志望動機を作るのが難しい。しっかり自己分析をして何をやりたいのか考えつつ、それが本当に自分の望む形で出来るのかOB訪問や説明会を通じて確認せよ。「コンサルでしか出来ないことをやりたいんです」と言えるまで考え抜け。「コンサルって響きに憧れてるだけやなコイツ」と思われることのないように。

 

 

 

一番胡散臭い・高年収の戦略コンサルタントについて

 

さて、ここからは筆者が野村総研やボスコンの人から聞いた話を書いていこう。

 

 

 

筆者は就活生時代に「なんで第三者のコンサルがその業界のプロである社長にアドバイス出来るのかわからん」と思っていた。それを率直に野村総研の人に聞いてみたところ、「コンサルは知恵とスピードを買われてる」と言われた。

 

 

 

以前GD対策の記事で書いたように、「おしぼりの売上を上げる方法を考えよ」みたいなビジネスケース問題では、どんな課題に対しても構造化し、ゼロベースで思考することが求められる。面接で突飛なフェルミ推定が課されることからも、戦略系コンサルには汎用的な課題解決能力が必要と言えよう。

 

 

コンサルの役割と仕事内容について【大変】

 

 

また、コンサルは数ヶ月のスパンでプロジェクトベースで仕事をする。以上を総合すると、コンサルは困っている企業から、第三者で課題解決のプロだからこその知恵を、素早く提供することを要求されているのだ。

 

 

 

加えて筆者が聞いたのは「企業がリストラや海外進出やM&Aをするような節目でコンサルに依頼してくるんだけど、社長はそんなのを何度も経験してる訳じゃない。でも僕たちには積み重ねたノウハウがある」という言葉。

 

 

 

こういう訳で「なんで第三者が社長にアドバイス出来るねん」という若かりし(?)筆者の疑問は一応解決された。まだまだツッコミどころがあるはずだが、そこは各自説明会などで聞いて欲しい。

 

 

 

コンサルへの就職は学歴や偏差値と見た目も重要?

 

今度はボスコンの人と飯を食った時に聞いた話だ。その人曰く、コンサルには“maturity”(成熟。形容詞matureの名詞形。こんな単語もわからない人はTOEICも終わってるんだろうな~)が大切らしい。中途採用では1つの基準として、「明日社長の前に出しても大丈夫か」という見方があるそうだ。確かに、社長相手に「御社はこうするべきだ」なんて偉そうに言うんだから、いくら賢くても、舐められるような振舞、顔、学歴じゃダメなんだろう。

 

 

 

ボスコンや野村総研は採用者の半数以上が理系院生らしいが、数字とロジックに強いというだけでなく、2年長く生きているだけの成熟性、学会や研究発表で一人で人前に立ってきた経験などが評価されているのだと思う。

 

 

 

論より証拠。こんなの出てきたら言うこと聞いちゃうでしょ?

 

f:id:job-hunting-buddha:20161006232706p:plain

 

(ショーンKっぽい?)

 

 

 

見た目と学歴が重要とは残酷な話ではある。しかし諦めてはダメだ。見た目はともかくとして、学歴は院でロンダリングするか、新卒では別の会社に入って5年くらいで実績を作って転職にチャレンジする手もある。コンサルは出入りの激しい業界である。中途で日系大手に再チャレンジするよりは受入れ体制が整っているはずだ。

 

 

 

コンサルの働き方はOB訪問で自分の目で確かめろ

 

ボスコン社員の御言葉

コンサル=激務高給なイメージだが、再びボスコンの人の話をしよう。「仕事で辛くて一度トイレで泣いたことがある」そうです(笑)。大の男がね。ちなみにその人を見た筆者の印象は「えらいオッサンが来たんやな(50歳くらいかな)」だったのだが、年は30代半ばであった(激務で老けたのかな)。ただ、そんな彼はボスコンでそれなりに長く生き残っているので、「年収は斎藤佑樹と同じくらい」らしい。だいたい2000万ちょっとだろうか。余談だが、当の斎藤佑樹は全く活躍してないのにちゃっかりビールかけに参加し、ネットでボロクソに叩かれた。どっちが幸せな人生なんだろうね(笑)。

 

 

 

野村総研社員の御言葉

野村総研は激務を隠そうとしている感じがしなくもない。

 

「僕は普段7時間寝てます」

「プロジェクトベースで仕事をするんだけど、最後の方は忙しい。まあでも大学生のテスト前みたいなもんだよ」

あたりの言葉をセミナーで聞いた記憶がある。ただ、採用ホームページの社員の1週間には「6時出社」、「24時退社」となっている日があった。もっとも、マイページを作った人しか見れないのだが(笑)

 

 

このようにさまざまな言葉があります。

 

 

ブラック・激務・プライベートは自分の足で情報をつかめ

 

外資コンサルは本当に連日タクシー帰りの睡眠時間3時間みたいな激務かどうかはわからん。さすがに死ぬんじゃないのと思うが(死ななくとも心身を壊す人はいるとか)、こういう人間もいるかもしれない。

 

▼OB訪問関連ページ

OB訪問に行く意味と必要性!OBの探し方とOBがいない時に役立つサイト

 

 

だから噂に流されるんじゃなくて、自分で社員に会って真相を確かめるしかない。

 

 

 

年収についても、額面は多くても暮らしぶりが豊かとは限らない。帰りが遅いから毎日外食で金がかかるとか、福利厚生がないから家賃でガッツリ削られるといった可能性がある(家賃の話についてはこの記事を読んで欲しい)。数年で退職する人も多いが、その後どうなったかまでは聞いたことがない。これも要調査であろう。

 

 

 

コンサルへの就職|まとめ

 

後半は戦略系コンサルと野村総研の話ばかりになってしまったが、アクセンチュアやアビームあたりを受ける人も

 

なぜコンサルか

なぜうちなのか

何をしたいからコンサルを選ぶのか

他では出来ないの?

といった所をしっかり考えよ。激務度や年収については自分で行動して情報を集めろ。加えて、コンサルは選考の時期が早かったりルートが特殊だったりするので、噂に流される暇があったら今すぐ行動せよ。

 

 

 

それではこの辺で失礼する。

 

 

 

おすすめの関連ページ

 

業界研究と企業研究のやり方と就活生におすすめの方法

【通信インフラ業界】NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクのキャリア3社の比較

就活にTOEICは必要か?就職活動で有利になるTOEICスコア

Unistyleの評判の良い就活サイトで志望動機や自己PR・ガクチカを参考に

【スーパーゼネコン】激務なゼネコン業界大手5社の違いと比較・ランキング!鹿島建設・大林組・大成建設・清水建設・竹中工務店

ゼネコン業界の分析


 

本選考になるとエントリーが殺到するゼネコン業界とスーパーゼネコンについて解説します。ゼネコン業界は比較的採用人数も多く、大手病の学生に人気です。

 

 

 

しかしきちんとゼネコン業界を取り巻く環境やスーゼネ各社について知らないと簡単に不合格になるのできちんと勉強しておきましょう。

 

 

 

 


ゼネコンとは

 


ゼネコンという言葉の定義大林組の採用ホームページからゼネコンの定義を紹介しよう。

ゼネコンとはGeneral Contractorの略で、直訳すると総合請負者となります。一般に土木・建築工事を請負契約により行う大手の総合建設会社のことを指します。
ゼネコンが建てるものにはさまざまなものがあり、オフィスビルや高層マンションをはじめ、官公庁、ホテル、学校、医療施設、商業施設など我われに身近なもの、道路、トンネル、橋、ダム、物流施設などの社会インフラを支える大規模なもの、さらには街全体をつくりあげる複合開発を行うこともあります。



こちらの画像も同じページから拝借したが、他の組織との関わりが見えてわかりやすい。

 

ゼネコン業界の仕組み

 



日本特有の重層下請け構造


ゼネコンはデカいプロジェクトを管理し、具体的な作業は他の会社(下請け)に依頼する。この下請けもさらに他の下請けに仕事を投げていく構造となっており(2次、3次下請けとか、孫請けと呼ばれる)、責任の所在が曖昧になるとか、技能労働者の処遇改善が進まないといった問題点が度々指摘されている。

横浜市のマンション基礎杭工事の施工不良が問題になった事件があったが、あの件では元請けはゼネコンの三井住友建設、1次下請けは日立ハイテクノロジーズ、2次下請けは旭化成建材で、実際に作業を行ったのは3次下請け以下の会社であった。

実際に現場で手を動かして柱を建てたり、壁を塗ったりするのは職人と呼ばれる人たちで、彼らは下請け階層の下の方に属する訳だ。元請けが1次下請けにちゃんとした労働条件を提示してても、1次が2次にちゃんとそれを引き継ぐとは限らないし、ゼネコンがそこまで介入は出来ないため、やっぱヒエラルキーの下の方の待遇は良くない。

当然想像がつくだろうが、建設現場は3K(きつい・汚い・危険)である。技能者になる若者は減っており、このままでは10年後には今より44万人減ってしまうそうだ。という訳で、新3K(給料・休日・希望)なるキャッチコピーを掲げて人材の確保に力を入れているようだが、なかなか難しい問題である。
(ここまで週刊東洋経済を参考にした)

この記事を読んでいる就活生はヒエラルキーの上の方に行くんだろうが、将来的に技能者の取り合いが起こるとか、外国人労働者を増やさなくてはいけないといった事態に直面する可能性もある。自分には関係ないと思わぬように。



スーパーゼネコンとは


売上1兆円以上のゼネコンをスーパーゼネコンといい、今回メインで紹介する鹿島、大林組、大成建設、清水建設、竹中工務店が該当する。

こちらのサイトから6位以下の順位を引用させてもらおう。データは2015年度のものだ。

 

長谷工:7874億円
戸田建設:4926億円
五洋建設:4916億円
前田建設工業:4417億円
三井住友建設:4150億円
NIPPO:4074億円
安東ハザマ:3793億円
熊谷組:3436億円
西松建設:3088億円
フジタ:3022億円



とりあえず売上3000億円以上の会社を紹介した。名前は見たことがある会社ばかりだと思うが、実は“ゼネコン”という定義に該当する会社はもっとたくさんある。



スーパーゼネコン比較


色んなデータで比較
5社のイメージをザックリつかめるような画像を作成したので見て欲しい。各社の代表的建築物・2015年度の売上・創業年をまとめた。

 

スーパーゼネコンの比較

 

・大林組:スカイツリー
・鹿島建設:フジテレビ本社
・清水建設:横浜スタジアム
・大成建設:横浜ランドマークタワー
・竹中工務店:あべのハルカス

 

 

なお、竹中工務店は非上場の同族会社である。鹿島はここ4代は非創業家の社長が続くが、役員には一族が名を連ねる。大林組は会長の大林剛郎氏のみが創業家だ。

次に、売上高、純利益、売上高営業利益率のグラフをご覧頂こう。

 

 

スーパーゼネコン各社の利益

 



グラフからわかる通り、竹中工務店は一回り規模が小さいが、他の4社はほぼ同じ水準である。大成建設は売上高4位でありながら、純利益の額、営業利益率の高さが目立つ。そして何より、5社とも近年急速に業績が回復していることがわかる。鹿島のみ業績の回復が遅れているが、これはアルジェリアで大失敗したのが響いている。



スーパーゼネコンの業績回復(復活)の理由

 


業績が回復した理由は、東日本大震災の復興需要に加え、東京五輪に向けた都内の再開発が盛んだからだ。数年前までは営業利益率が3%以下であったが、これは異常に低い値である(営業利益の詳しい解説はこちらから)。それが近年ようやくまともな値に戻ってきた。以前は赤字受注(受注しても儲からない)の案件もあったが、最近は儲かる案件だけ選べるほどに需給バランスが逆転した。

東京は五輪以後も再開発の大型案件が残っており、今後10年は建設需要が残ると言われている。ただ、東京で大型案件をこなせるスーパーゼネコンとは対照的に、地方ゼネコンは苦しい。ゼネコンに興味がある人は、こういった国内情勢のニュースをしっかり見た方がいい。



スーゼネ各社の事業セグメントを分析と比較

 


ゼネコンのやっていることとして、ビルを建てるといった所謂建設事業に加え、ダム、トンネル、橋の建設とった土木事業と、不動産開発が挙げられる。土木に関しては、今後リニア中央新幹線開業という超ビッグプロジェクトが待っている。

 

 

大林組の事業内容

 

ゼネコン業界の大林組の事業内容

 

 


海外建設事業は売上の23%を占めるものの、利益への貢献はまだ出来ていない。大林組は関西創業で、以前は全国区での知名度は他の4社に劣っていた。しかしスカイツリー建設で名を上げ、近年は東京での躍進が目立つ。また、コスト削減能力に関しては他社から一目置かれているようだ。

 



鹿島建設の事業内容

ゼネコン業界の鹿島建設の事業内容

 



鹿島も大林組と同じで海外事業が約20%を占めるが、上述の通りアルジェリアで大失敗をしている。大林組もかつてドバイで大赤字を出しており、ゼネコンは日系企業やODA絡み以外の海外大型案件に課題が残る。
鹿島、アルジェリア案件の失敗で学んだ教訓 | 建設・資材 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準



清水建設の事業内容

 

ゼネコン業界の清水建設の事業内容

 


分け方が淡泊過ぎるとツッコミたいのだが、ちゃんと土木もやってます(笑)。海外展開、土木の比率は決算資料から見つけられなかった。申し訳ない。知っている人がいたら教えて頂きたい。



大成建設の事業内容

 

ゼネコン業界の大成建設の事業内容

 

大成建設はやや土木多めに見える。海外売上高比率は2011年度の14.4%から2015年度は24.1%まで伸びている。

 


竹中工務店の事業内容

 

ゼネコン業界の竹中工務店の事業内容



竹中工務店は非上場なので、オープンにされている情報が少ない。とりあえず有価証券報告書で挙げられているセグメントに基づくと上記のグラフになる。竹中工務店本体のホームページには土木の記述はないが、竹中土木という売上約900億円のグループ会社がある。

 

 

 



スーパーゼネコン各社の年収や残業時間


年収・平均年齢・残業時間の一覧
鹿島:892万円・43.7歳・72.1時間
大林組:915万円・42.3歳・73.4時間
清水建設:906万円・43.3歳・97.5時間
大成建設:918万円・42.8歳・91.6時間
竹中工務店:921万円・44.4歳・73.9時間
※平均年収と年齢は週刊東洋経済2016年7/30号から抜粋。残業時間はVorkersから抜粋。

 


スーゼネ各社の最近の採用実績

 


大林組の採用人数


大林組採用ページから抜粋。

 



鹿島建設の採用人数


鹿島採用ページから引用
2015.4 事務系31名・技術系152名

大成建設の採用人数



清水建設の採用人数

 


清水建設採用ページより引用。
入社年月・理系・文系の順
2011:161・36
2012 :178・33
2013:168・31
2014:199・29
2015:211・34



竹中工務店の採用人数


竹中工務店採用ページより引用。
技術系・事務系の順
2012:87・20
2013:113・29
2014:133・29
2015:170:32

 


ゼネコン業界とスーパーゼネコンのまとめ


ゼネコンとは建築物や土木工事の設計からプロジェクト管理、施工まで一括で行う会社
実際の作業の多くを下請けに発注する
今回紹介した5社が売上1兆円超えでスーパーゼネコンと呼ばれる
竹中工務店のみ非上場で、一回り規模が小さい
震災の復興需要、東京五輪へ向けた東京再開発で業績が急回復
ゼネコンは過去に海外の案件で大失敗しており、海外展開を目指しているが課題も多い

 

 


▼あなたへのおすすめ記事

激務なプラントエンジニアリング業界を比較|日揮・千代田化工・東洋エンジ

業界研究と企業研究のやり方と就活生におすすめの方法 

OB訪問に行く意味と必要性!OBの探し方とOBがいない時に役立つサイト

Unistyleのような評判の良い就活サイトでESの志望動機や自己PR・ガクチカを参考(パクる)にする際の大事なポイント



【業界研究】激務なプラントエンジニアリング御三家を比較|日揮・千代田化工・東洋エンジニアリング

 

プラントエンジニアリング業界

 

 

今回はプラントエンジニアリング業界で御三家と呼ばれている日揮、千代田化工建設、東洋エンジニアリングの3社を比較する記事を書こう。

 

余談だが、「日揮 千代田」などのキーワードでGoogle検索してみたところ、ロクなページがなかった。ということで、今回はガッツリ書いてあげよう。

 

 

 

 

 

プラントエンジニアリング業界のビジネスモデルや特徴

 

3社ともEPC事業でプラントを建設するのが仕事である。EPCやプラントがよくわからんって人は、先にプラントエンジニアリング業界の基礎を解説したこちらの記事を読んで欲しい。この記事はプラント業界の基礎を知っている人を前提にしている。

グローバルで給料が高いプラントエンジニアリング業界って知ってる?

 

売上、利益の双方で1位日揮、2位千代田、3位東洋エンジである。今のところ、日揮が頭一つ抜けている印象だ。具体的なデータは次の章で見ていく。

 

日揮と千代田はLNGプラントが得意であり、一番の稼ぎ頭である。LNGの次は石油関係だ。石油・天然ガス開発においてこの2社の主要なお客さんはオイルカンパニーだ。エクソンモービルのようなメジャー企業、サウジアラムコのような産油国の国営石油会社がお客さんで、彼らが開発してる油田で使うプラントを建てる。

 

東洋エンジニアリングは最近いろいろやらかして、実はけっこうヤバかった(後で詳しく説明する)。ただ、何とか立て直しを頑張っている最中だし、日揮と千代田のように石油関係に偏っているのではなく、化学品や肥料のプラントに強い。

 

日本国内にはもう新たなプラント需要は少ない。建て替えや増築の需要はあるだろうが、3社とも海外がビジネスの主戦場だ。2015年度の海外売上高比率は以下の通り。

日揮:87.6%

千代田:81.8%

東洋エンジ:83.3%

 

業界全体として言えることは、世界経済の調子が良ければ儲かるし、景気が悪くなれば案件を受注するのが難しくなる。で、最近はどうかというと、去年あたりから中国の成長が減速し始めたり、EUがゴタゴタしたり、原油価格が安かったり、しばらくは苦しい展開になりそうだ。

 

プラントエンジニアリング御三家の売上高・純利益・セグメント別売上高の比較

 

 

いきなりグラフを見せちゃうから、まずは各自で考えて見て欲しい。

 

 

日揮の事業内容

千代田化工の事業内容

日揮の事業内容

 

3社の違いが見えてきただろうか?注目するべきは以下のような点だ。

 

原油高で成長してきたけど

3社とも、2011年あたりから売り上げが順調に伸びていることがわかる。みなさんは原油価格について知識はあるだろうか?ここでは深く語らないが、とりあえず2008年頃にかけて1バレル140ドルという歴史的高値になっていた。その後一時的に50ドル以下まで下がるも、再び2011年頃から100ドル付近になり、それが2014年途中まで続いた。

 

しかし、2014年に下落が始まって以来、原油価格は最も低い時で30ドル以下に下がり、20168月末時点でも50ドル程度までしか戻っていない。エンジ会社も今年はまだ過去最高益更新を維持したが、日揮、千代田の両社は2016年度は減益と予想している。

 

繰り返しになるが、世界経済が停滞すればプラントの需要もなくなり、エンジ会社の仕事は減るという事を頭に入れておくように。

 

日揮と千代田はLNGに依存

 

 

その通りだ。セグメント別売上高の円グラフを見ればわかるが、日揮も千代田も売上高の50%くらいをLNGプラントが占める。実はLNGプラントは作るのが難しく、特にでかいLNGプラントを作れるのは世界で数社だけだ。日揮と千代田はこの数社に入っているが、東洋エンジは入っていない。

 

日揮と千代田は最近までLNGのバカでかい案件をいっぱい受注し、成長の原動力となってきたが、今後しばらく世界経済が停滞し、稼ぎ頭を失うと大きく減収になる可能性がある。

 

上で東洋エンジは肥料や化学品に強いと述べたが、こちらはバランスが良いのが円グラフからわかるだろう。その他事業も10%あり、日揮や千代田ほど石油産業に傾いていない。

 

【日揮】収益力が圧倒的に強い日揮

 

 

純利益のグラフを見たらわかるが、圧倒的に稼いでいるのは日揮だ。筆者が就活中に千代田、東洋エンジの社員にこの稼ぐ力の話を聞いたところ、以下のような回答をもらったので、何かの参考にして欲しい。

 

千代田社員「日揮は契約に基づいてシビアにビジネスを進める。一方うちはその辺を自由にゆるくやってしまうので、共同で行ったプロジェクトの後にデータを見てみると、利益で負けている」

 

東洋エンジ社員「日揮は儲けるビジネスのタネを見つけるのが上手い印象だ。触媒事業なんか安定して収益をあげてるし、次は何を探してるのだろう」

 

プラントエンジニアリング業界の記事でも述べたが、とにかくこの業界はマネジメント力がモノを言う世界であり、人が財産である。したがって、業界で強い日揮に優秀な人が集まり、さらに強くなればもっと優秀な人が集まるというサイクルが繰り返され、蓄積されたノウハウに差が出ているのではなかろうか。

 

 

プラントエンジニアリング業界各社の最近の事情と今後の方向性

 

 

3社ともに共通していえるのは、EPC事業ばっかりは良くないねってこと。結局景気に左右されて、不景気の時には仕事が無くなってしまうからだ。ということで、3社ともEPCは続けるけど、その次のビジネスモデルへの転換を目指している。

 

日揮:中期経営計画「Beyond the Horizon」まとめ

 

 

日揮は20165月に新たな中期経営計画を発表したばっかりだ。詳しく今後の方針が書いてあるので、日揮に興味のある就活生はこれを一読せよ。

 

経営戦略 | 経営方針 | 日揮ホールディングス株式会社

 

ここでは就活生向けに簡単に内容を要約しよう。

 

日揮の目指す方向性は「オイル&ガス分野を中心とし、インフラ分野へ事業領域を拡大」と言っている。これは原文のままだ。この記事では原油価格と世界経済の先行きが暗いと繰り返してきたが、そうは言えども長期的に見るとまだまだ途上国が発展するし、石油・天然ガスの需要も伸びる(話のスパンとしては2030年頃までの長期展望だ)。したがって、石油・天然ガス分野のEPCトッププレイヤーとして、まだまだ頑張っていくという訳だ。

 

一方で、やはり石油・天然ガスのEPCばかりに偏っていてはダメなので、新たに以下の点に力を入れていく計画だ。

 

 

プラントの運転やメンテナンスまで関われるようになる

原発、再エネの発電所のEPCを増やす

空港や病院の運営への投資を増やす

 

 

 

日揮の目指す会社像は「Program Management Contractor & Investment Partner」だと明言している。これまでは客に言われたとおりに石油関係のEPCをやるのがメインだったが、EPC事業を行う範囲をもっと拡げ、さらにはプラントの運転や事業投資にまで手を広げることを目指しているのだ。今まで以上に高度なEPCコントラクターでありながら、ある種総合商社のような側面も持つ所まで変わることが出来れば、当分日揮は一流企業であり続けると筆者は予想する。

 

 

 

千代田:日揮と同様

 

 

千代田の中期経営計画は2016年が最終年度であり、来年出る新しいものに注目だ。とりあえず今のところは上の日揮のとこで説明したのと同じような方向性だ。海洋事業(今後は深海の油田を探すケースが増える)に注力する点、海外拠点を充実させるといった点が目立った違いだ。

 

 

東洋エンジニアリング:大赤字の理由と再建を目指して

 

 

さて、いよいよ東洋エンジニアリングの大赤字について説明しよう。上のグラフを見ればわかるが、稼げても数億~数十億なのに、200億の赤字とは恐ろしい(笑)。

 

直接の原因はブラジルのプロジェクトで、向こうの汚職騒動に巻き込まれる不運もあってデカい損失が出たことなのだが、実はもう少し掘り下げると、業界の流れと東洋エンジの苦しい立ち位置が見えてくる。

 

簡潔にまとめるとこういう背景があった。

日揮や千代田はデカいLNG案件でウハウハ

東洋エンジはLNGプラントを作れないから、中規模の案件を取りまくって追いつこうとする

新興国のエンジニアリング会社と価格競争する羽目に

海外拠点に仕事を分担させてコストカットを狙ったが、仕事がグダグダになって損失発生

 

順に見ていくと、①については既に述べた。だから中規模の案件をたくさん取って日揮や千代田を追いかけないといけないのだが、「163月期に4500億円受注」という目標の達成しか眼中になく、採算度外視で受注しまくったそうな(②)。筆者が話を聞いた某エンジ会社の人は「東洋エンジは一時期ダボハゼのようにどんな案件でも食いついてた」と言っていた。

 

次に③について見ていくが、その前にEPC事業の契約形態を解説しておこう。最近はランプサム契約という方式が主流だ。この方式では、プラント設計から建設まで全部でいくらという形で契約する。エンジ会社は人件費から機材費、建設コストまで全部自分たちでマネジメントし、客から貰える金額より安く抑えられた分が儲けとなる。逆に言うと、トラブルがあってプロジェクトが遅れたりすると、プラントを完成させても赤字になる訳だ。この方式では、プラント建設の入札においてエンジ会社が「ウチはいくらでやりますよ」と客に提案して受注を競う訳で、必然的に価格競争になる。

 

上記のような入札の過程があるので、受注時点では黒字になるか微妙な案件でも「実際作業するときに何とかコスト減らせばええやろ」といって受注しちゃったりする。で、海外拠点と分業してコストを安く抑えようとしたのだが、上手く連携が取れずに色んなプロジェクトで赤字になってしまった。一番ひどいブラジルの案件ではプロジェクトがグダグダしてる上に、客先で汚職事件が起きたから対応も遅れ、損失が拡大した。

 

で、これからどうやって立て直しするのって話だが、とりあえず赤字覚悟の無理な受注はしない、拠点を使うのはいいが責任者を明確にするといった対策を掲げている。なお、2015年度の決算は30億の黒字、2016年度も50億程度の黒字を見込んでおり、立て直しは順調なように見えるが、財務状況は悪く、世界経済の先行きは不透明なので、予断を許さない状況が続く。就活生はちゃんと情報を集め、自分の頭で考えるように(財務諸表の読み方もそのうち記事にする予定だから、待っていてほしい)。

 

プラントエンジニアリング業界の年収は高年収?

 

就活生お待ちかねのコーナーだ。いきなりココから読んでる人はいないよな?(笑)

 

2015年度の有価証券報告書から、平均年齢・平均勤続年数・平均年収の順に以下の通りだ。

日揮:43.3歳・17.2年・971万円

千代田:40.8歳・12.9年・932万円

東洋エンジ:43.7歳・18.0年・791万円

 

東洋エンジはやっぱ大赤字でガクンと下がっている。2013年度は889万円あったのだが

 

千代田は2000年頃に一度倒産しかけて人員整理を行ったためか、勤続年数が短めだ。なお、歴史的経緯もあってそのときに三菱商事が助けて以来、保有比率約33%の筆頭株主となっている。

 

ちなみに東洋エンジニアリングは三井化学が源流であり、筆頭株主は三井物産だ。今の三井物産の社長も東洋エンジニアリングに出向していたことがある。

 

で、何を言いたいかっていうと、ビジネスでも給料でも日揮が強いけど、千代田と東洋エンジには総合商社様がついてるってこと。今後経営が傾いた時に助けてくれるかもしれないし、給料の額面以外の福利厚生の部分で財閥系は強いかも。この辺も社員によく話を聞くように。

 

 

プラントエンジニアリング業界の採用選考のポイント

 

 

いよいよクライマックスだ。3社とも経団連の規定は無視して早めに選考を始める。おまけに説明会に行かないと選考に進めない制度だったりするので、18卒の場合は31日以前から行動しておくこと。

 

全体としては数十人採用しているが、職種が細かく分かれており、各職種で見たら数人から十名弱なので、実質倍率は高い難関である。

 

文系は受け入れてないと思うが、理系はどこもインターンをやっているはずだ。17卒のときは夏がメインだったが、冬にもやっていたりするので、本気でプラント御三家を目指す人は必ずインターンに参加しよう。最終的に本選考で合否を決めるのは、応募する職種の部長クラスの人たちで、そこではインターン生の直接の優遇はない。ただ、そこに至るまでの過程で優遇があるので、入社したいと思うならインターンの威力を侮るなかれ。

 

非常に長くなってしまったが、プラント御三家を目指す人にとってはバイブルになるような記事だろう(自分で言うか笑)。それではこの辺で失礼する。

 

あなたへのおすすめ記事

業界研究と企業研究のやり方と就活生におすすめの方法

OB訪問に行く意味と必要性!OBの探し方とOBがいない時に役立つサイト

Unistyleのような評判の良い就活サイトでESの志望動機や自己PR・ガクチカを参考(パクる)にする際の大事なポイント 

総合商社の志望動機の作り方解説(ES・面接対策)

総合商社とは?総合商社のビジネスモデルと仕事内容を新・現代総合商社論から解説

 

OB訪問に行く意味と必要性!OBの探し方とOBがいない時に役立つサイト

OB訪問


 

 

 

今回のテーマはOB訪問です。

 

 

 

OB訪問ってした方がいいんですか?」という質問をする就活生がやたらに多いのだが、はっきり言ってこの質問をしている時点でまだ就活のことをわかっていない。極めてナンセンスな質問である。という訳で、今回はOB訪問に関する考え方をロジカルに詰めていこう。

 

 

 

 

【OB訪問に行く意味】選考に影響するなら行く

 

 

まず、一部の会社ではOB訪問から選考に上げてもらえるとか、リクルーターが付くといった採用方式をとっている。こういう会社では言うまでもなくOB訪問が必須である。

 

 

 

自分の興味ある会社がリクルーター制なのか調べたかったら、ワンキャリ、外資就活ドットコム、ユニスタイルあたりの選考体験記を読むといい。ワンキャリの記事によると金融、保険、インフラ、通信はリクルーター制度をとっているそうだが、興味を持った企業ごとに確認していく方が安全だし、無駄に心配する必要もなくなる。

 

 

こんなサイトを見つけた。リクルーターの有無をチェックするのに活用してください。

  

 

目的もないのにOB訪問するのは意味ない

 

 

では、別にOB訪問しなくともESを出して面接に進める普通の企業の場合、OB訪問は必須なのかというと、「それは君の目的次第」としか言えない。

 

 

 

だってそうでしょう?これまで何度も言ってきたが、「就活とは自分の将来を決める活動」である。合説もインターンも企業研究もOB訪問も、全部そのための手段に過ぎない。「OB訪問ってした方がいいのですか?」と聞く就活生は目的と手段を明確にできていない。だからこれはナンセンスな質問だと言っているのだ。

 

 

 

自分の将来を決めるために、どうしても社員に直接聞きたい質問があると思うならOB訪問するべきだし、そんな質問が思い付かないようなら、自己分析や業界研究がまだ十分でない。したがってOB訪問をしても大した情報は得られない。

 

 

 

では、社員に直接聞きたいこととは、どんなことが挙げられるだろうか?当然人それぞれなのだが、全就活生に共通なのはこんなところだろう。

 

 

 

OB訪問の基本的な質問内容

 

・激務度

・日々の仕事内容

・業界やビジネスへの踏み込んだ質問

・社内にどんなキャラの人が多いか

・社風はどんな感じか

・ぶっちゃけた給料

・育児休暇や給料や福利厚生の実情

 

 

商社マンへのOB訪問体験記で書いたが、説明会で「3時まで残業してタクシー帰りした」なんて話は中々聞けないだろう。また、日本郵船へのOB訪問体験記で書いたが、華やかでグローバルな海運という表面的なイメージと、日々客に頭を下げて荷物をとってくる海運の営業という実態には乖離がある。こういった話は説明会やネットの情報だけでは手に入らないため、社員に直接聞くしかない。

 

 

 

繰り返しになるが、「自分の将来を決めるためにもっと情報が欲しい」と思えるようになって、きちんとした目的意識があるならOB訪問は非常に有益である。OB訪問に行った方がいいか迷っている就活生は、一通り自己分析をやってみて、現時点で一番興味がある企業について詳しく研究してみろ。そうすればきっと社員に直接聞きたい質問がいくつも浮かんでくるはずだ。

 

 

 

 

OB訪問は就活の選考に有利・影響するのか

 

これも就活生が気にするポイントだが、筆者の意見としては「気にし過ぎてもしょうがない」と伝えたい。

 

 

 

価値ある情報を持って帰った就活生は選考に有利な影響あり

 

 

もうOB訪問の意義は理解してもらえたと思う。そうすると、目的意識を持ってOB訪問をした学生は下記の評価を得ることができる

 

・自分と会社のマッチ度に確証を持っている

・会社のビジネスについてよく理解している

・社員の感覚に近付けている

 

 

このような点で必然的に内定の可能性が高いことがわかる。当たり前の話だが、体育会の先輩にOB訪問して、部活の話で盛り上がったからといって選考が有利になったりしないから。OB訪問を通じて自己分析と企業研究のレベルが上がれば内定の可能性も上がるでしょってだけのバカバカしいほど当たり前の話である。

 

 

 

なお、商社のような一部の企業ではOB訪問の人数とか、会った社員の印象をESに書かされることがある。確かに「OB訪問50人しました」なんて就活生は毎年いるのだが、それはあくまで熱意のアピールの方法の1つに過ぎない。OB訪問の人数は少なくとも、自分の問題意識が明確で、それが社員との対話を通じて解決したということを示せれば十分に高評価をもらえる。OB訪問50人したのに大した情報を得られてないことがバレたら、ただの暇人認定をされてお終いである。

 

 

 

OB訪問後に人事へのフィードバックはあるのか

 

 

「そんなこと言ったって人事に評価行ってるんでしょ」と思うかもしれない。確かにせっかく就活生に会うんだし、OB訪問を受けた社員は昼食やお茶を奢ってくれる訳で、その費用は人事に請求するんだから、ついでに就活生の評価も書かせているはず。

 

 

 

しかし所詮は面接のプロでもない一営業社員が人を見るのである。彼らが細かな点まで正確に評価できるだろうか?

 

 

 

変にゴマすりを研究したり、気負いすぎる必要はなく、丁寧に誠実に振る舞おうと意識すればいい。最も重要なのは「社会人に貴重な時間を割いてもらっている」という認識だ。自分で調べればわかるようなことをわざわざ聞いたり、話すネタがなくなってダラダラ無駄話で引き延ばすことが一番失礼である。

 

 

 

普通に丁寧なマナーを心がけ、相手に話がいのある質問をすることが重要だ。そうすれば悪い評価はつかないだろうし、そもそも筆者は貰った名刺を店に忘れたが普通に本選考に進めたのであった(汗汗

 

 

 

OB訪問できるOBがいない時に役立つサイト

 

 

ビズリーチキャンパスというサービスをご存じだろうか?これに登録すると、大学のキャリアセンターや自分のコネを使わずとも、このサービスに登録している自分の大学のOBにアポを取ることが出来る。

 

 

 

筆者は実際にこのサービスからOB訪問したことはないが、記事を書くにあたって登録してみた。若手から40代のオッチャンまで、様々な企業の社員が登録している。登録は3分ほどで終わるので、とりあえず登録しておいて損はない。

 

 

 

 

 

キャリアセンターのOB名簿を既に見たことがあるだろうか?筆者の大学ではそもそも名簿を公開していない企業や、公開されてても人数が少ない企業が多かった。次の章でも述べるが、思い立ったら即座にOB訪問出来るとも限らないので、OBへのアクセスは多い方がいいに決まっている。

 

 

 

【OB訪問の時期】早めにOB訪問をしといた方がいい

 

 

34月は満足にOB訪問できない可能性がある。理由は以下の2点。

 

・会社員が忙しい時期である

・他の就活生とOBの取り合いになる

 

 

まず、34月は年度末&年度初めなので、社会人も何かと慌ただしい時期である。そんなときに学生の相手なんてしてられん。という訳で、就活生がOB訪問したいと思っても相手が受けてくれるとは限らない。

 

 

 

次に、就活のピーク時になると、やっぱ皆OB訪問し始める。筆者も就活ピーク時にOB訪問したことがあるが、受付前には就活生が並んでいた。OB訪問される側の立場になって考えると、毎日OB訪問ウェルカムなんて聖人君子はいないだろうから(スケベなオッサンならキャバクラの同伴感覚で毎日女子大生のOB訪問のみ受け付けるかもしれないが)、この点でもOB訪問を実現させられる可能性が下がる。

 

 

 

という訳で、社員が忙しくなくて、他の就活生も動き出していない時期に済ませておくことを勧める。そしてOBへのアクセスが多いほど、OB訪問したいのに出来ないという事態を避けられるので、ビズリーチキャンパスへの登録をお勧めする。

 

 

OB訪問のまとめ

 

最後に今回の内容をまとめておこう。

 

OB訪問が選考に直結するかどうかを調べろ

必ず目的意識を持ってOB訪問に行け

上手く使えばOB訪問は本当に有益な情報源

OB訪問が必須なのか、評価されているのかは気にし過ぎるな

ビズリーチキャンパスに登録しておけ

早めに動き出せ

 

 

それではこの辺で失礼する。

 

 

【圧迫面接】怖い面接官の対策方法|圧迫面接の反撃例

 

総合商社とは?総合商社のビジネスモデルと仕事内容を新・現代総合商社論から解説

総合商社の志望動機の作り方解説(ES・面接対策)

【ES&面接】就活で自己PRや志望動機で完全な嘘はバレるが少し盛るのは全然OKだと思う【第一志望と言え!】

Unistyleのような評判の良い就活サイトでESの志望動機や自己PR・ガクチカを参考(パクる)にする際の大事なポイント

【就活】自己分析のやり方と方法を紹介!おすすめは自分史年表ツールを作ろう

【企業選びの軸】就活の軸の答え方と就活の軸の例 

【Webテスト】就活のSPIと玉手箱の直前対策!苦手な人向けの解き方のコツと裏技を伝授する

 

就活テスト直前対策方法

 

 

 

今回は就活における適性検査の対策方法を紹介する選考対策講座です。

 

 

 

選考直前にできる点数を少しでも伸ばす方法を紹介します。あと少しで点数通っていたかもしれないのにテストで本命企業に落ちてしまった…。とならないために就活初心者ほど試してみてほしいです。

 

 

就活のテストは問題から受験する環境までかなり特殊です。何も知らずにWebテストを受けると想定以上に難問ばかりでパニックになって本来の学力を発揮できないです。一方で見方を変えれば、Webテストのコツと解き方だけポイントを押さえて失点を防ぐだけでWebテストで有利になります。

 

 

 

就活のWebテストを受ける前に、少しの時間で限界まで点数を上げることができるWebテスト対策方法を紹介します。

 

 

 

 

 

テスト形式がSPIかテストセンターか玉手箱か種類を調べる

 

就活の適性検査にはいくつかの種類がある。就活を始めたばかりの人でも、SPIという言葉は聞いたことがあるのでは?SPIは本選考でも最もよく使われるテストの1種だ。

 

 

事前に出題形式を知り、例題を解きながら時間配分を考えるだけで、どの種類のテストなのか知らずに特攻するのに比べて大幅に得点が伸びる。

 

 

就職活動のWebテストの種類
・玉手箱
・ SPI

 

大きく分けて8割がたの企業はこの2つのみです。一部最難関企業の中には難問ばかりを集めている「TG-WEB」を採用している企業や独自問題を用意しています。

 

 

玉手箱(Webテスト)

 

自宅で受けるタイプのWebテストである玉手箱は言語(国語)・計数(算数)・英語の3種類が一般的です。

 

 

就職活動に慣れた就活生ならWebテストを開始する前の表示でひと目で玉手箱とすぐにわかります。

 

 

 

玉手箱の表示の例

 

Webテストの玉手箱の表示


 

 

玉手箱の国語の主題形式の例

 

玉手箱の国語の表示の例


 

  

1つの問題文につき小問4つ。小問1つごとに文章が与えられます。

 

[A] 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。

[B] 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。

[C] 本文だけでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。

 

 

玉手箱の計数の表示の例 

 

玉手箱の計数の表示の例
 

 

 

玉手箱の英語の表示の例

玉手箱の英語の表示の例


 

 

玉手箱の英語はグローバル系企業のみで一般企業は主に言語と計数と性格検査のみのパターンが多いです。 

  

 

SPI(テストセンター)

 

 

選考を受けている企業のマイページから適性検査に進み、下記のイメージ写真のようbな画面が出れば、WebテストのSPIです。

 

 

SPIの表示の例

WebテストのSPI表示の例

 

 

所定のテスト会場で日時を予約し、そこのパソコンで受験する。問題の例題についてはここが詳しい。

  

 

 

SPI(WEBテスト)

 

 

SPIの自宅受験版(会場に行かず、各自が好きな場所で受ける)がWebテストのSPIです。マイページ上のURLがhttp://arorua.net/で、さきほどのSPIのような色調の画面であればSPIのWebテストです。

 

 

 

玉手箱のコツ

 

 

言語・計数・英語のいずれも時間が足りないのが前提です。玉手箱の場合は正答率は関係ないです。正解の絶対数で評価されます。

 

 

残り一分になりまだ問題が残っていれば最後の問題まで適当に解答してしまうのがおすすめです。玉手箱は一問回答するごとに次の問題に画面が切り替わり、前の問題には戻れないのが要注意です。 

 

 

玉手箱を練習するための参考書テキストはこれがおすすめです。

  

 

 

玉手箱の計数(数学)の解き方とコツ

 

 

玉手箱を真面目に受ける場合電卓がないとかなり厳しいです。

 

 

それも関数電卓でないと意味がないです。理由は普通の電卓ならa/(b+c)っていう複雑な問題すらあります。 

 

 

 

玉手箱の言語の解き方のコツと対策

 

玉手箱の言語は設問になれることから大事です。

 

 

[A] 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。

[B] 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。

[C] 本文だけでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。

 

 

上記のような聞き方の設問に慣れるまで正答率が低いと思います。

 

 

 

A:設問文の内容と同じこと、あるいは言い換えたこと

B:明らかに間違っている場合のみ

C:本文で言っていない場合のみ

 

 

 意外に玉手箱で間違いやすいのがCの扱い方です。一般的には正しくても問題文に書かれていなければCを選ばないといけません。

 

 

玉手箱の英語の解き方のコツと対策

 

 

問題文が割と難しい上に、圧倒的に時間が足りないのが玉手箱の英語です。

 

 

実際に辞書を引いてる暇なんてないです。さらに帰国子女や留学経験者ですら知らないような単語やスピード感が求められます。

 

 

したがって、本文が長ければ諦めるつもりで解答して次の問題に移り、短い文の問題をちゃんと読んで答えるのがおすすめです。

 

 

 

SPIのコツ

 

 

SPIの特長は正答率によって問題の難易度が変わります。

 

 

正答率が高ければ難しいも問題が出されるようになるし、低ければ簡単な問題が出題されます。

 

SPIを受験する上で大事なことはSPIの問題の難易度は気にしないことです。

 

 

 

計数の論理の問題が一番厄介なのでこれだけは事前に練習しておくのがおすすめです。

  

 

 

SPIは本気で対策するならこのテキストが絶対おすすめです。難しめの問題が掲載されており、このテキストをスラスラ解けるようになれば本番でもかなりの高得点を叩き出すことが出来ます。筆者は文系ですが実際にSPIで一回も落ちたことがありません。

 

 

 

【SPIと玉手箱】就活のテスト対策まとめ

 

▼Webテストについて要約
・テストの種類を調べる
・SPIと玉手箱は事前に傾向を把握しておく
WEBテストは替え玉、協力プレイ可能
・時間が足りないのが前提⇒迷ったら飛ばす

  

 

評判の良いでUnistyleでESの志望動機や自己PR・ガクチカを参考にする

【ES&面接】就活で自己PRや志望動機で完全な嘘はバレるが少し盛るのは全然OK

【企業選びの軸】就活の軸の答え方と就活の軸の例

 

【英語】就活にTOEICは必要か?就職活動で有利になるTOEICスコアの目安と面接でのアピール法

就活のTOEIC


 

  

 

 

今回は就活生なら誰もが気にするTOEICについての記事です。

 

 

結論から述べると大企業を目指す学生(特にグローバルメーカーや商社など海外率の高い会社や外資系企業)への入社を目指す学生ならとにかくTOEICの勉强をしておいたほうが良いです。これらの会社に興味はなくても自分自身の選択肢を増やすために英語の勉强をおすすめします。

 

 

就活にTOEICをおすすめする理由
・大企業内定レベルならみんな英語力がある
・入社後に苦労する(出世条件に含まれる)
・少しでも加点になる

  

 

実際に就職体験をした私が有利になるスコアと面接での英語力のアピール方法を紹介します。

 

 

  

 

TOEIC何点取れば就活で有利になるのか?

 

外資系なら何点あってもドヤ顔なんて出来ません。商社や海運みたいなグローバル志向就活生が集まる所なら800点以上、普通の企業なら700点くらいあると効果が高いように感じます。

 

 

大学生のTOEIC平均点は568点です。ちなみに、公開テストの平均点が568点です。

 

 

▼各大学別のTOEIC平均点・レベル
TOEIC900点レベル

938点 上智大学国際教養学部
920点 国際教養大学

TOEIC800点レベル

877点 東京外国語大学外国語学部英語学科
874点 国際基督教大学(全体平均)
865点 上智大学外国語学部英語学科
823点 一橋大学大学院法学研究科
800点 東京大学大学院生(文系)

TOEIC700点レベル

783点 同志社女子大学国際教養学科(3年次)
770点 早稲田大学国際教養学部
762点 神戸市外国語大学外国語学部英語学科
752点 東京大学(文科三類)
750点 慶應義塾大学SFC
732点 上智大学(全体平均)
725点 広島大学教育学部(英語科)
703点 東京大学大学院生(理系)
719点 東京外国語大学

TOEIC600点レベル

689点 青山学院大学
688点 東京大学(学部)
667点 関西外国語大学外国語学部英語学科
650点 日本外国語専門学校
649点 広島大学医学部
648点 神戸大学
641点 同志社大学
640点 東京工業大学
636点 千葉大学医学部
634点 獨協大学外国語学部英語学科
630点 立教大学
630点 大阪女学院大学
628点 宮崎国際大学(4年次)
628点 京都大学
620点 高校の英語教員のTOEIC平均スコア
617点 中央大学
615点 明治大学

TOEIC500点レベル

599点 千葉大学薬学部
594点 立命館大学
580点 神奈川県立外語短期大学
570点 宮崎国際大学(3年次)
560点 中学校の英語教員のTOEIC平均スコア
550点 奈良女子大学
548点 千葉大学文学部
544点 千葉大学法経学部
538点 広島大学法学部
531点 千葉大学教育学部
524点 金沢大学
518点 千葉大学理学部
518点 広島大学歯学部
511点 千葉大学工学部
509点 広島大学文学部人文学科
504点 千葉大学園芸学部
503点 東京農工大学

TOEIC400点レベル

499点 千葉大学看護学部
489点 広島大学総合科学部
483点 長崎大学工学部
469点 白鴎大学経営学部(3年次)
465点 白鴎大学経営学部(2年次)
477点 埼玉大学(2年次)
446点 広島大学工学部
440点 広島大学生物生産学部
425点 新潟大学(1年次)
418点 香川大学
414点 山口大学
411点 埼玉大学(1年次)

TOEIC300点レベル

381点 日本大学文理学部英文学科
350点 宮崎国際大学(1年次)
332点 白鴎大学経営学部(1年次)
332点 白鴎大学経営学部(1年次)

 

 

これを見ると最低でも600点〜700点くらいあってこそやっと大企業への就職活動のスタートラインに立てるのではないかと考えることが出来ます。

 

 

 

商社や海運みたいなとこでも留学経験者は非常に多いが、しょせん金さえ払えば誰でもいけるので、留学経験があるのでTOEICの点数が高いケースが多いです。

 

 

こういうグローバルな会社への就活はTOEICの点数が900点超えてたらプラスの評価をしてもらえます。

 

 

 

結局はその企業を受けてる他の就活生との相対的な比較になるので、平均レベルなら、後述のように他の点と絡めてアピールしない限り、プラスの評価にはならないと感じました。

 

 

 

そもそも企業もTOEICで英語力を本気で測ろうとは思っていません。

 

 

基本的な英語力があるか、入社後苦労しないか、努力を出来る人か、要領がいいやつかといった様々な点を裏付ける指標として総合的に評価しているのが実態であると入社後人事担当から聞きました。

 

 

 

例えば、部活でコツコツ頑張ってきた点をアピールポイントにしてる就活生が「苦手な英語も努力して何とか700点を超えました」と言えば「コイツは仕事でも頑張れるだろうな」と評価されるのと同じです。

 

 

 

筆者の場合は就活時に800点あったので、面接では「TOEICの点高いね」と言われることが多かったです。特に最終面接では高評価でした。面接でTOEICに触れられる度に筆者は海外営業の仕事をしたかったので大学一年の頃からコツコツとやっていたことと戦略的な勉強法で今のスコアを取ったことをアピールしていました。

 

 

 

いつまでにTOEICの点数を取るべきなのか

 

 

本選考で書くためのTOEICのスコアは年内に取っておくことをおすすめします。

 

・早期内定の可能性
・冬インターンへの通過率向上
・春に体調不良や多忙でTOEIC受けれない可能性がある 

 

 

そもそも、TOEICはいつ試験が行われるかが決まっている。今後のスケジュールでいうと、9月から来年の1月までは毎月やっている。2月は無しで、34月もやっている。ただし、受験してから結果がわかるまでネットなら3週間、郵送なら4週間かかる。

 

 

 

 

TOEICを3年から勉強する場合は夏から対策を始め、9月~12月の間にベストスコアを取ってしまいましょう。

 

 

 

TOEICのスコアを書かない・TOEIC無しでもいいのか

 

結論:TOEICなしでも大企業に入ることが出来ます。

 

 

TOEICなしでも大企業に入ることは出来ますが、都会のリア充大学生・体育会系・美女・エリートのみです。

 

 

なんのスキルもない平凡な学生は、ESに書いて問題のないスコア(700点以上)を必ず取るべきだと思います。

 

 

 

大手志願者なら殆どの就活生がTOEICのスコアを持っています。エントリーする時やESを書くときに、必ず資格とかTOEICを書く欄があります。書かないのは損です。

 

 

 

 

部活に明け暮れたとか、TOEFLで十分な点があるとか、何か面接官を納得させるだけの“TOEICを受けてない、あるいはまともな点を取れてない理由を用意できる就活生はスコア無しでもいいと思います。しかし、普通の大学生活をこれまで送ってきて(すなわち遊び呆けてきて)「時間はあったでしょ?」とツッコミを入れられる余地がある人は、まともなスコアを取っておくべきです。

 

 

 

ちなみに、「理系だから」とか「研究が忙しかった」というのは全く理由にならない。はっきり言って、このご時世に逆になぜ一切英語の勉強をしていないのか疑問にすら思う。それに、まともな理系院生なら英語で論文を読み書きしているはずなので、TOEICのスコアが800点もなければ「研究の方は大丈夫なの?(笑)」と言いたくなるレベル。まあ、TOEICのスコアが悲惨な高学歴理系院生も多いのだが

 

 

 

就活とTOEICと英語力|最後に

 

とにかく年内に700点越えをしておくことをおすすめします。もしあなたが就活生でない、1年生や2年生だとしても今すぐに勉強しましょう。

 

 

入社後に出世の基準や海外勤務で730点くらいの壁があります。会社に入ってから勉強するほうがしんどいから、この時期にやっておいて損はないです。 

  

 

 

Unistyleのような評判の良い就活サイトでESの志望動機や自己PR・ガクチカを参考(パクる)にする際の大事なポイント

 

【通信インフラ業界】NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクのキャリア3社の違いを比較!就活生必見

 

 

     通信業界研究




 

 

今回は通信大手携帯キャリア3社(NTTドコモKDDI・ソフトバンク)各社の違いを就活生向けに比較します。ぜひESや面接などの選考対策に活用してください。

 

 

▼通信業界にエントリーするメリット

・採用人数が多い(文系のみで数百人)
・大企業
・学歴フィルターが弱い
・転職市場で強い

 

 

 

通信業界はどんな業界を志望するぜひエントリーをおすすめする業界です。

 

 

 

実は通信ケータイキャリアの3社は個人の携帯に回線を提供するだけでなく、法人向けやケータイ事業にシナジーを創出するためのコンテンツ事業などさまざまな事業を行っています。

 

 

 

さらに各社企業文化・社風が違うので 自分にあった企業を選びましょう。

 

 

 

 

 

 

通信業界各社の事業内容の違い

 

通信インフラ業界各社ははっきりいっって事業内容が大きく異なります。自分の就活の軸と比較してブレない企業選びを行いましょう。 

 

 

 

まずは各社のセグメントを一気に全部書き出しました。簡単に見れるように箇条書したので、ざっと眺めてください。詳細は記事後半で解説します。

 

 

 

NTTの事業内容

 ・地域通信事業:一般家庭向け電話と固定回線⇒NTT西日本・東日本

・長距離・通信事業:クラウドやデータセンター⇒NTTコミュ

・移動通信事業:個人向け・法人向け携帯キャリア⇒NTTドコモ

・データ通信事業:SIer・システムの開発・提供⇒NTTデータ

・その他の事業:不動産・金融・建築・電力など⇒NTT各子会社

 

KDDIの事業内容

・パーソナルセグメント:個人向け携帯、固定回線、電力

・バリューセグメント:個人向けのECサイトや決済システム

・ビジネスセグメント:法人向けソリューション提供

・グローバルセグメント:海外でケータイ事業

・その他:通信設備の開発・保守、新規研究など

 

 

ソフトバンクの事業内容

・個人通信事業:個人向けケータイ拡販
・法人通信事業:法人向けネット・クラウド・AIなどの販売

・スプリント事業:アメリカのケータイ会社

・ヤフー事業:ネット広告やイーコマース、会員サービス事業

・流通事業:海外で携帯端末の流通、国内でPC向けソフトや機器の販売

 

 

【企業比較の要点】

 

通信業界3社とも個人・法人の両方にケータイやネットのサービスを行っているのは共通の事業です。

 

 

しかし、NTTのみ海外でケータイ会社事業に関わっていないです。

※NTTデータ・コミュニケーションズは海外あり。

 

 

KDDIはコンシューマー系のコンテンツの拡充を行いau経済圏を作っています。例はauウォレットや電力など。

 

 

ソフトバンクはM&Aを通して色んな企業を取り込んで大きくなりました。そのため法人向け営業ではIBMのAI(Watson)やPepperなど多岐にわたる選択肢を持つことで強みを創出することに成功しています。

 

  

【業績】NTT(ドコモ)の企業分析

 

 

2018年度のアニュアルレポートからNTTグループの事業別の営業利益を紹介します。

 

 

ドコモの事業別売上

 

 

NTTの営業利益だとかなり移動通信事業(ドコモ)に偏っている。

 

 

 

 

ケータイ事業は各社利益が大きいです。しかし近年、行政の規制により通信業界に変化が起きているので選考前にはきちんと通信業界が直面している時事問題を入れておきましょう。それだけで他の就活生と差別化することができます。

 

 

 

NTTコミュニケーションズとNTTデータの事業は海外でクラウドが高い評価を受けており、SIerとしても超一流です。

 

 

 

 

 

【業績】KDDI(au)の企業分析

 

 

 

KDDIもNTTと同様にケータイ・ネット事業が売上・営業利益ともに大半を占めています。

 

 

KDDIの事業別収益


 

 

KDDIの強みであるバリューセグメントでは、動画の配信、J:COMへの出資、イーコマース、金融事業の拡大など個人をターゲットにして収益化を図っている。

 

 

 

KDDIはケータイキャリア契約ユーザーに対して日常サービスを提供して「au経済圏」を目指しており、ここは今後力を入れていくセグメントだろう。

 

 

 

【業績】ソフトバンクの企業分析

 

 

ソフトバンクはM&Aを通して色んな企業をグループ企業としてソフトバンクグループとして拡大化しました。企業理念である「情報革命で人々の幸せに貢献」というビジョンはぜひ就活で抑えておきたいキーワードです。

 

 

 

ソフトバンク自身が発表している事業内容と売上高・営業利益の構成は以下の通りです。

 

 

 

 


 

 

ソフトバンクグループの事業の柱はケータイ・ネット事業とヤフーです。ソフトバンクグループの各事業の主要企業は以下の通りです。

 

 

国内通信事業:ソフトバンク、Wireless City Planning

スプリント事業:Sprint Corporation

ヤフー事業:ヤフー、アスクル

流通事業:ブライトスター

その他:ソフトバンクホークス

 

 

通信キャリア業界のケータイ事業での比較

 

 

やっぱこの3社だと身近なケータイ事業の比較は気になる所だろう。文系なら配属先として多数を占めるのがケータイ事業になるのできちんと抑えておきましょう。

 

  

 

ケータイのシェアでいうと、依然ドコモが強くいですが、年々ソフトバンクがauに肉薄しているといったデータがありました。

 

 

ケータイシェア分布

▼ケータイシェア内訳
・ドコモ:46%

・KDDI:29%

・ソフトバンク:25%

 

 

 

大手キャリアのみの比較ですが、近年MVNO(格安SIM)のシェアも増加しているので各社のケータイ周辺のコンテンツ事業でシナジーの付加価値を意識して志望動機を作り込むことをおすすめします

 

 

 

通信業界各社の目指すビジョン

 

 

通信キャリア業界各社の目指すビジョンを解説します。自分の就活の軸に触れる企業を選んで志望度を考えましょう。

 

 

 NTT:選ばれ続けるバリューパートナー

KDDI:通信企業からライフデザイン企業への変革

ソフトバンク:情報革命で人々の幸せに貢献し、世界の人々から最も必要とされる企業グループ

 

 

一社ずつ解説します。

 

 

NTTの中長期のビジョン

 

結論:BtoBtoXへの転換

 

通信という商材を使った価値提供へ。

 

 

就活生世代はスマホユーザーですが、一昔まえのガラケー時代は今のように充実したアプリなんかなくて、キャリアの提供するサービスをよく使っていました。もちろんラインもなくメールが中心でした。

 

 

 

 

「ケータイでも家の回線でも、通信会社は回線を提供するだけではダメ。」というのがNTTの方針です。これをB2B2Xモデルへの転換として掲げている。「回線提供事業」のみではいけないといった危機感をNTTグループとして持っている。

 

 

 

「NTTと組んでサービスを提供しませんか」と色んな企業を誘い、地方自治体や企業をパートナーとして捉えて一緒に高い付加価値を提供していこうというビジネスモデルを目指しています。

 

 

B2BB2Cのみの事業ではなく、企業や自治体などさまざまな利害関係者の中間企業として価値提供を行うのがB2B2Xの概念です。最近だとNTTグループはもちろん海外事業の拡大にも注力しています。

 

 

 

 

KDDIの中長期のビジョン

 

結論:キャリアユーザーへの価値提供

 

 

KDDIはより「一般のお客様に近い視点」で、あらゆるサービスを提供して回線だけでなく付加価値を提供する会社を目指しています。

 

 

 

NTTと同じでKDDIも「回線を提供するだけの会社」に危機感を感じています。

 

 

 

技術力や規模でNTTに劣るKDDIは「au経済圏」でお客様に近いサービスの組み合わせで勝負しようという戦略をとっています。ケータイ事業での顧客データ(ビッグデータ)を上手く使って生活に関係するあらゆるサービスの開発を行っています。

 

 

 

 

海外展開では、ミャンマーやモンゴルといった途上国でケータイ事業に参画しています。KDDIが途上国で事業を行うノウハウが蓄積されれば、今後もさらに安定した成長が見込めます。

 

 

 

ソフトバンクの中長期ビジョン

 

結論:M&Aでグループを大きくして多くの商材で価値提供を行う

 

 

 

ソフトバンクは「情報革命で人々を幸せにする」が企業グループの理念です。

 

 

 

莫大な金でボーダフォンを買収して携帯事業に参入したり英国のARMを買収したりしている。ソフトバンクは世界中のITベンチャーやAI領域に投資しており、M&Aを通して法人営業のソリューションの幅が広いのが強みです。商材の数は1,000を超えます。

 

 

 

アニュアルレポートでは、ケータイ事業でARPUAverage Revenue Per Unit:一回線当たりの収入)を上げると言っているが、これはKDDIの方針と同じ路線です。

 

 

 

通信業界各社の社風・企業文化

 

簡単に各社の企業文化や社風をまとめます。カラーが自分にあわない会社に入社しても入社後後悔して退社する若手社員が多いので企業のカラーは把握しておきましょう。 

 

 

NTT
⇒出世は学歴主義。古き良き日系企業。ゆったりでワークライフバランスを求める人向き。

KDDI

⇒ソフトバンクとNTTの中間のような会社。万人に合う企業。

ソフトバンク

⇒ハードワークでガツガツした文化。しかし飲みなどは比較的自由参加が許される。給与体系は実力主義。

 

 

 

特にNTTとソフトバンクでは真反対なほど社員のカラーや企業文化が違うので選考を受ける学生はきちんと社員にあったりするのをおすすめします。

 

 

通信キャリアインフラ業界まとめ

 

 

 

 

通信業界は変化が激しく、時代の最先端の業界なので死ぬ気で勉強しましょう。特に入社後もルールが変わったり技術が変わったり次々に最先端の商材を扱うことになるのでそういったことに刺激をかんじることができる人にはおすすめの業界です。

 

 

今後はパソコンよりモバイル端末が主流になります。そして革新的な技術やサービスが生まれるだろうが、その中心はスマホだろう。

 

 

そんな中で、ソフトバンクはもとよりNTTKDDIも単なる通信回線提供者にとどまらず、自分たちで付加価値を提供できる会社を目指しています。そこで自分がなにができるか考えるのが大事です。

 

 

 

▼今回の記事のポイント

 ・NTTはクラウド、システムインテグレーションで大手

・KDDIau経済圏を作り個人向けサービスに強み

・ソフトバンクは今のところ国内通信事業とヤフーが収益源

・3社とも主体的に価値を提供できるようになりたい

 

・時代の最先端の業界なので勉強が必要

 

 

 

▼おすすめ記事

業界研究と企業研究のやり方と就活生におすすめの方法 - 就活の正解|就活ブログ

Unistyleのような評判の良い就活サイトでESの志望動機や自己PR・ガクチカを参考(パクる)にする際の大事なポイント 

手に職をつけるための仕事と資格一覧

f:id:shukatsu-net:20191113163321p:plain

 良く手に職をつけるとは聞きますが、具体的にはどうい事を言うのでしょうか? 簡単に言うと、特定の資格を持つ人しか就けない仕事をするという事です。資格がなくても出来る仕事をしているという事は、手に職をつけるという事にはなりません。その手に職をつけるために、何年もかけて資格取得のために勉強する人もいますし、下積みをして何年も修業をする人もいます。手に職をつけるという事は、とても大変な事なのです。 手に職をつけるという事は、専門的な技術やスキルを身につけるという事なのです。 手に職をつけるためにはそれでは「手に職をつける」ためにはどうしたらいいのでしょうか? 
 

手に職をつけるためには

 
手に職をつけることが出来れば、転職等に有利に働くことは間違いありません。そのためには、どんな資格を取り、どんな仕事をすればよいのでしょうか?仕事には、色々なものがあります。その中でも『特定の資格が無いと就けない仕事』と言うものが存在します。そこが『手に職をつける』という事に結びつきます。そういう仕事に就きたいのなら、時間をかけて資格を取得するか、長い下積みをする以外にありません。 しかし、一度手に職をつけてしまえば、その先の仕事探しには、さほど困らないという事もあります。 
 
人と言うものは、一度でも手に職をつけたら、ほとんどの人はその仕事から離れることはありません。せっかく苦労して、手に職をつけたのですから、ずっとその仕事に関わろうと考えるものです。だから、早い段階で手に職をつけてしまえば、あなたにとって強みになることでしょう。  自分はこの道で食べていくんだと決めるのは、なかなか出来る事ではありません。それなりに時間もかかりますし、決めたら別の選択肢はできなくなります。医者の資格を取ったら、ずっと医療に携わろうと考えるのが普通ですよね?それが、手に職をつけるという事です。  実際にこの先仕事に困らない手に職をつける『資格』とは、いったいどのようなものがあるのか見ていきましょう。 この先長くいかせる資格を取得して手に職をつけましょう。
 
 

医療系の資格医師

・薬剤師・看護師・医療技術者・各療法士等医療系の資格は、手に職をつける代表の資格です。一度でも医療業界で仕事をして経験を積んでしまえば、退職後の多少のブランクがあっても何らかの形で職に就くことが出来ます。つぶしが聞く資格としても広く認知されています。 
 

福祉系の資格

保育士・介護福祉士・社会福祉士等保育士は、少子化と言われていますが、保育士が不足しているというのも現実です。また、超高齢化社会のわが国では、今後介護系の就業者が不足しています。なので、介護系の資格を持っている人は、就職には困らない事でしょう。(給料は高いかは別問題です。) 
 
 

美容系の資格

理容師・美容師など手に職をつけると聞くと真っ先に浮かぶ資格として、理容師・美容師の資格でしょう。 
 
 

料理系の資格

調理師免許・栄養士関係など料理の道は資格だけではなく、資格を取った後もつらい下積みを経て一流を目指すことになります。
 
 
 

会計系の資格

 会計士・税理士・通関士など上記の資格保持者は、多くの人がその道で生きていけますし、生きる事を選択する事でしょう。資格を取って、経験を積めば他の職業に比べて収入面で期待もできます。資格取得の道はとても厳しいものとなりますが、他の人にはできない手に職を得られることでしょう。
 
 

ガテン系の資格

ガテン系の資格電気工事士や配管技能士、また建設現場で使う特殊機械の免許などの資格は、男性に人気の仕事でしょう。現場に出て、専門性をとことん磨けるのも魅力の一つです。  また、持っているだけで転職などで年収が高くなる資格が存在します。
 
 

お金になる稼げる系の資格

持っておくと有利な資格はコチラ ・ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士・中小企業診断士・宅地建物取引主任者・日商簿記 (2級以上)・公認会計士・税理士・行政書士・ビジネススキルアップ講座・地方公務員上級・国家一般職(合格=採用という区分)  
 
 
 

手に職をつけるまとめ

 
手に職をつけるという事は、口で言うほど簡単な事ではありません。自分の進むべき道を若いうちからいかに見極められるかが重要になります。気が付くのが遅ければ遅いほど、難しくなってきます。遅くても25歳~27歳くらいまでには、自分の進むべき道を見極めておきたいものです。30歳を過ぎてからチャレンジしても良いのですが、人一倍の努力が伴う事を覚悟をした方が良いでしょう。手に職をつけたいなら、それなりの資格の取得を目指すのが一番の近道です。時間はかかりかもしれませんが、その頑張りの先には、食べるのに困らない仕事に就けるかもしれません。 食いっぱぐれないのであれば、検討する余地は十分にあるかと思います。 

 

 

 

shukatsu-net.hatenablog.com

shukatsu-net.hatenablog.com

shukatsu-net.hatenablog.com

shukatsu-net.hatenablog.com

 

 

©就活の正解